ウクライナ東部ドネツク州のクラマトルスクという大きな町で民間のアパートを借りて泊っている。「民泊」である。 5階の台所から見た夕暮れ。社会主義時代に建てられた「質実剛健」風のアパート群。 通訳を含め3人で1泊20ドルほど。きょうはパンとハム、チーズをスーパーで買って昼と夜はサンドイッチですました。お金を取材費に回すようにして節約している。 この町のカーヒュー(外出禁止令)は夜9時から朝5時まで。地域によって異なりキーウなどは深夜12時まで出歩ける。 10月18日の深夜12時ごろ、私が台所で、撮影した映像を整理していると、通訳が「ミサイル!」と叫んで部屋から出てきた。私もすぐ台所から離れる。遠藤…