こんにちは、きさらぎです。 今回もまた2023年に訪れた平泉町のお話を。 まずは無量光院についての概要から。 無量光院を造営したのは、奥州藤原氏三代目、秀衡です。 藤原氏初代の清衡が中尊寺を、二代目基衡が毛越寺を造営しましたが、この無量光院は「新御堂」と呼ばれていたとのこと、毛越寺の新院という意味だそうです。 かの有名な宇治平等院の鳳凰堂を模して造られたそうですが、規模からするとそれをしのぐものだったようで、阿弥陀堂の柱間や翼廊の左右が鳳凰堂より大きかったことがわかっているようです。 本尊は平等院と同じ阿弥陀如来、中島に本堂が東向きに建てられ、西に位置する金鶏山(藤原氏が信仰していた山で、山頂…