オーム 1889年生まれ 父はイギリス三冠馬オーモンド、母はセントサイモンの全姉アンジェリカという血統 クラシックは棒に振るも、エクリプスS連覇などマイル~10ハロン路線で活躍し、現在まで残るテディ直系の礎となる 特に種牡馬としての成績が顕著で、イギリス三冠馬フライングフォックスを輩出
オリオール 1950年生まれ ハイペリオンの直仔で極度の気性難ながらキングジョージを制覇 ヴィエナが後継種牡馬として残り、凱旋門賞馬ヴェイグリーノーブルを輩出 セントクレスピン、ミラロゴ、ヴィエナ、アストラルグリーン、オーロイ、ヴァルドアーなど、数多く日本に種牡馬として輸入されている
ロックフェラ 1941年生まれ ハイペリオンの直仔で母は英二冠牝馬ロックフェル 競走馬としては3勝をあげたものの大きな活躍は得られなかったが、種牡馬としてゲイタイム(二冠馬メイズイの父)やチャイナロック(タケシバオーやハイセイコーの父)などを輩出し、特に日本競馬に大きな影響を与えた
オーエンテューダー 1938年生まれ ハイペリオンの直仔 第二次世界大戦中の1941年に英ダービーに優勝 種牡馬としては本来スタミナ豊富なハイペリオン系であるが、産駒はスピード色が強く自身の競走能力とは異なる歴史的快速馬を続出させた 主な直仔はテューダーミンストレルやアバーナントなど
ゲインズバラ 1915年1月24日生まれ 第一次世界大戦の影響が色濃い時代に史上13頭目のイギリス三冠馬となり種牡馬としてもハイペリオンなどを出して大きな成功を収めた名馬 日本においては、戦前に種牡馬として大きな成功を収めたトウルヌソルの父として知られる
アルヒミスト 1930年3月2日生まれ 現役時代はウニオンレネン、独ダービー、ベルリン大賞、バーデン大賞と4連勝 子孫としてはズルムー→アカテナンゴ→ランドを送り出すなど父系は繋がったが、直系は衰退しつつある 母の父としてガリレオ、シーザスターズらの種牡馬として本馬の血は受け継がれている
サンインロー 1911年4月22日生まれ ダークロナルドの直仔 競走馬として無尽蔵のスタミナを誇り、種牡馬としても20世紀英国近代競馬にそのスタミナを子孫に伝えた 自身が勝てなかったアスコット金杯・ドンカスターC・グッドウッドCの英国長距離三冠競走を種牡馬として全て制覇している
ダークロナルド 1905年生まれ 競走馬としては屈腱炎のため大成出来なかったが独国で種牡馬として成功し独国土着の血統の祖ともなったメイステイヤーであるサンインローの父 本馬は5回のドイツリーディングサイアーに選出されている ジャパンCも制したドイツの至宝ランドを最後に父系は停滞している
ピーターパン 1904年生まれ ベルモントSなどに優勝し父コマンドの最良後継種牡馬としてヒムヤーの直系を一時的に大きく繁栄させた 1940年に本馬の名を冠したピーターパンSがベルモントパーク競馬場において創設され、ベルモントSの前哨戦として機能している
ヒムヤー 1875年生まれ 米国土着の快速血統としてドミノ、プローディットなどを輩出 日本への輸入馬としてダノンレジェンドはJBCスプリントなどダート短距離重賞を9勝 ブロードブラッシュはウッドメモリアル招待SなどGI4勝をあげ、日本では重賞6勝をあげたブロードアピールやノボトゥルーなどが活躍