真の古典の魅力は、作者が紡いだ原文の中にこそ息づいています。「古文で読みたい徒然草シリーズ」で、現代語と古文を併読することで、古の言葉が今なお放つ光を確かめてください。 💭ポイント 中国は「呂」、日本は「律」の音階だけの国である、という行宣法印の音楽に関する説を紹介する一節。 ・呂旋法、律旋法は日本の旋法のひとつということです。 『徒然草絵抄』(小泉吉永所蔵) 出典: 国書データベース 🌙現代語対訳 横川の行宣法印という高僧が、このように申しました。 横川よかはの行宣法印ぎやうせんほふいんが申まうし侍はべりしは、 「中国は呂という音階の国である。 「唐土もろこしは呂りよの国くになり。 律の音階…