呉子は孫子と並ぶ中国の代表的兵法書で武経七書のひとつ。 戦国時代の兵法家・呉起の著作とされるが、はっきりしない。用兵術よりも、軍事力を強固に保つための政治作法に関する内容が多い。 漢書芸文志には「呉起四十八篇」と書かれているが、散逸したのか、現存しているのは下記の六篇である。