ちょいと駆け足で参ります。 ネタバレします。 前181年に起こった日食は呂后の心に大きな不安を与えた。 呂后は灞睢のほとりに祭壇を作り厄払いを行ったその帰りに青い犬に咬まれるという奇妙な夢を見た。占い師によるとそれは如意様の祟りと出た。 如意は戚夫人の子どもであり呂后が毒殺した一人である。 青い犬に咬まれた場所には腫物ができ日ましに大きくなるとともに呂后の容態も悪化した。 呂后は趙王、梁王という呂氏一族を呼び寄せ「私が生きている間に呂氏のために手を打っておく」と告げた。呂氏一族に国政の実権を握らせてやるからあとは自分たちで繁栄をはかるがよい、と伝えたのだ。 前180年9月呂后は死去。 が、呂后…