ドラマ制作に関わることを夢見ながらローカル局のバラエティ班でAPをやっている吉澤未来の企画書が通り、学園恋愛ドラマのプロデューサーに抜擢された。喜ぶ彼女に編成部長から「主役を障害者にでけへんか?」と要請が来る。取材やキャスティング選考を重なるうちに出会った車椅子の女子高生で劇団に通っている宮島ハルに心惹かれるものを感じた未来はハルを主演に推すが、関係者たちの意識がまとまらず数々の困難が立ちはだかる。 障害者と健常者。女性と男性。新人とベテラン。人と人の間には様々な壁があり、それは簡単には壊せないし、互いにわかりあうことは難しい。ではお互いに壁の向こう側に留まっていれば良いのか?ただそのままでも…