NHK朝ドラ『虎に翼』では、放送初回では主人公寅子は女学校の学生でした。 セーラー服を着ていました。 大正13年1月12日の『読売新聞』で山脇房子は「今度の大しんさい(関東大震災)で、一般の婦人が、和服の不便を明かにみとめ、服装を改良せよとの叫びが高くなつたにもかかわらず、やはり思ひ切つて英断をする婦人が少ない」と嘆いています。 その山脇房子が初代校長を務めた山脇高女では大正8年に洋服を制定しています。 その後、洋式の制服を定める高女が増え、セーラー服が人気でした。 しかし、通学に洋式制服を着たからといって、彼女たちが卒業後に洋服を着続けたわけではありませんでした。 『虎に翼』の寅子は、大学時…