「哺乳類誕生 乳の獲得と進化の謎」(酒井仙吉著、ブルーバックス) p254~255 人類は地下資源を浪費することで生活圏を広げた。その反動が環境破壊を生み生態系を破壊した。枯渇は時間の問題となり、争奪の争いは日常茶飯事となる。まさに砂上の楼閣で、いずれ最悪の事態が訪れるだろう。中東でいわれる「祖父はラクダで移動した。私は自動車、息子はジェットである。そして孫はラクダで移動することになるだろう」という言葉が現実味をおびる。 1972年、ローマクラブが『成長の限界』で「人口増加や環境破壊などの現在の傾向が続けば、100年以内に地球上の成長は限界に達する」としたことに耳を傾けるべきである。(引用は、…