レーエンデ国物語 3卷 「喝采か沈黙か」 第一章~四章 ✅ 〈あらすじ〉 運命の幕が上がる。たった一曲が世界を変えた。灯火(はじまり)は、愛を知らない双子だった。ルミニエル座の俳優アーロウには双子の兄がいた。天才として名高い兄・リーアンに、特権階級の演出家から戯曲執筆依頼が届く。選んだ題材は、隠されたレーエンデの英雄。彼の真実を知るため、二人は旅に出る。果てまで延びる鉄道、焼きはらわれた森林、差別に慣れた人々。母に捨てられた双子が愛を見つけるとき、世界は動く。 〈ストーリー〉 ✅ 序章 聖イジョルニ暦674年 狂月王 初代法皇帝のエドアルド・ダンブロシアは北イジョルニ合州国の独立を容認した。 …