「営業部員を扱った作品」の第二弾は、川田修『僕は明日もお客さまに会いに行く。』(ダイヤモンド社、2013年)です。5年間営業の仕事をやっていたにもかかわらず、根本的なことをわかっていなかった主人公の三井総一郎。メンター制度によって、伝説の営業マンと言われている山野井のアドバイスを受けることで、日々変身していく様子が克明に描かれています。外資系生保のトップセースマンであった著者が自らの経験に基づいて著した「ノウハウ小説」。 [おもしろさ] 仕事をする上で大切な「根本的なこと」 営業マン向けの本は、実にたくさん刊行されています。「営業テクニック」「営業トーク」「説得術」「心をつかむ方法」「ヒアリン…