「お仕事いろいろ(4)」の第八弾は、本城雅人『スカウト・デイズ』(PHP学芸文庫、2012年)。「毎年、八十人を超える選手がドラフトで指名され、同じ数の選手がこの世界から去っていく。新しい選手を一人獲るということは、過去に獲得した選手を一人、やめさせることを意味する。スカウトの仕事は、人の一生を背負うということ」。スカウトには、甲子園の常連校から有名大学、さらには社会人の強豪を渡り歩いた野球エリートが多いようです。W大出身の久米純哉25歳も、プロ野球選手から球団スカウトへの転身組です。そんな新人スカウトが一人前のプロに成長していく「4年間の軌跡」が描かれています。スカウトという仕事の真髄、労苦…