図解 葉隠 勤め人としての心意気齋藤孝ウエッジ2017年1月31日 第一刷発行 図書館の棚で目についたので借りてみた。 『葉隠』とは、江戸時代中期の佐賀の鍋島藩士で、後に出家した山本常朝が武士としての心得を語ったもの。 「武士道と言うふは 死ぬことと見付けたり」の一文が有名。 それは、戦って死ぬという意味ではなく、死ぬ気になって考え抜き、死ぬ気になって挑戦するということ。武士にあっては、死ぬ気で戦うということだったのだろう。齋藤さんは、その『葉隠』を現代の環境に置き換えて、「勤め人としての心意気」として読めると言っている。 『葉隠』は、三島由紀夫が酔心していたことでも知られ、その入門書『葉隠入…