2012年に始まった、再生エネ電力の、固定価格買い取り制度(FIT)は、再生エネの普及を進めるために、発電された電気を、一定期間、固定価格で、買い取る仕組みです。 FIT導入に伴う、再生エネの普及を支える国民負担が、膨らんでいます。 FITに基づく家計負担が、2021年度には、1世帯当たり、年間1万476円となり、2020年度と比べて、1割強、増える見込みです。 FITの買い取りの原資は、家庭や企業の料金に、上乗せされている、賦課金です。 2021年度の、賦課金は、1ヶ月の電力使用量が、260キロワット時の標準的な家庭で、初めて、1万円を超える見込みです。 1キロワット時あたりでは、2.98円…