労働に見合わない高額な報酬。ドイツ国内全土で国会議員の報酬が見直されている。現在の国会議員の報酬はなんと月額10,323ユーロ(日本円にしておよそ120〜140万円ほど)である。インフレを加味してもこれは高すぎるのか?IFO研究所のニコラス・ポトラフケ教授がこれを分析する。 彼はまず、議員の給料を政治家以外の職のそれと比較する必要があるのではないかといった議論を提起する。「ドイツはこの危機の中、最も経験豊富で困難を乗り越えられる度量をもった政治家が求められています。優秀な高学歴な人材を政治の舞台に立たせるには、それなりの報酬を用意することも必須でしょう。そうなると報酬額も重要な要素になるでしょ…