国税専門官とは、国税庁・国税局などにおいて、税務に関する専門的事務に従事する国家公務員である。
国税専門官は、国税調査官・国税徴収官・国税査察官などに分類される。以下は人事院サイト内、国税専門官採用試験のページからの引用である。
これらのうち、どれに就くかは、受験時点では決定されない。
- 国税調査官は、所得税、法人税、相続税などの直接税及び消費税、酒税などの間接税について、納税義務者である個人、会社等を訪れ、適正な納税申告が行われているかどうかの調査・検査を行うとともに、申告に関する指導などを行います。
- 国税徴収官は、定められた納期限までに納付されない税金の督促や滞納処分を行うとともに、納税に関する指導などを行います。
- 国税査察官は、裁判官から許可状を得て、大口・悪質な脱税の疑いがある者に対して捜索・差押えの強制調査を行い、刑事罰を求めるために告発するまでの一貫した職務に従事します。