高知県高知市の中小企業診断士 茂井康宏です。ボストン・コンサルティング・グループ(BCG)が、年収3,000万円以上で、日常生活・娯楽支出が年間1,000万円以上の「高額消費者」の実態を明らかにする調査を実施しています。大変興味深い内容でしたのでご紹介します。物価上昇が続くなか、一般消費者の8割が財布の紐を固くする一方で、高額消費者層の8割は「価値があれば購入する」と答えています。つまり、金額そのものよりも“自分にとっての価値”を最重視しており、実際に消費活動は依然として活発です。興味深いのは、彼らの消費が単なる贅沢や高額支出ではなく、「体験としての価値」に投資が向いている点です。旅行や美術鑑…