いつも拙筆のブログをお読みいただき、ありがとうございます。 鉄道の歴史は事故の歴史でもあり、同時に一度事故が起きるとその原因が究明されます。そして、二度と同様の事故を起こさまいと様々な対策がとられ、その度に安全性が向上したことで、現在のように安全で安心できる輸送機関に成長してきました。 第二次世界大戦の終結後、連合国軍総司令部(GHQ)の指導もあって、それまで国営事業だった鉄道は新たに設立された公共企業体である日本国有鉄道(国鉄)による公共事業へと移されました。 しかし、戦後の混乱や戦争による鉄道の疲弊、さらに経済成長などによる輸送量の増加など国鉄にとっては大きな負担となるとともに、鉄道の保安…