職場の組織化で民主主義を再生させることこそが新自由主義への最も有効な対抗手段 『JR冥界ドキュメント』(村山良三著/梨の木舎) nashinokisha.theshop.jp 今からおよそ40年前に行われた、国鉄分割民営化は国家による労働運動への大弾圧だ。 「総評を崩壊させようと思った。国労が解体すれば、総評も崩壊するということを明確に意識してやった」とは、1996年12月の『AERA』誌上での分割民営化を主導した首相である中曽根康弘の発言である。 『JR冥界ドキュメント 国鉄解体の現場・田町電車区運転士の一日』の著者は、村山良三氏。まるで人権と法律を無視した組合潰しの大弾圧が続くなか、国労の…