【写真歴史博物館】で開催中。 昔から「八百万」と言うが、日本では至る処に神が遍在する。 『小泉八雲』が書き、〔稲むらの火〕と訳された短編では実在の『浜口儀兵衛』をモデルにやがて神として祀られる人物が描かれる。 神はこのように益々増えて行くわけだが。本展に並んでいるのは神にとどまらず、その土地ならではの風俗「土俗」を撮った写真の数々。 ほんの少し離れた場所では、全く異なる風習があり、解説をして貰わねば、なんのことかさっぱりわからない。 メディアに取り上げられ、人々の感性に訴えれば、観光客は押し寄せ、長く続けられる縁になろうも、人口減少や流出が止まないこの国では、どこでも存続は危ういだろう。 写真…