今の時代は「情報」が溢れかえり、求めるでもなく、それら情報に触れて生きている。 玉石混淆でもあるし、時には運命的な情報との出会いもあるし、良くも悪くも、踊らされる、という場面が多い。 特に、フィルターのかかっていない情報は、真実を伝えるとともに、現実の厳しさをも伝える。 昔なら、のほほんと暮らすことが出来た立場の人が、不安に煽られ、心を乱してもがき続ける、というシーンも、今の情報社会で、多くあると感じる。 不況の入り口でまさに辛酸を舐めた人は多いだろうし、それらの人が、子々孫々、その苦労、苦痛を伝えようと思えば、子は、孫は、やはり多くの情報をかき集め、常に身の振り方を考えながら生きるようになる…