■某日 天王洲アイルに『ブルーピリオド展』を見に行く。主人公の八虎が美術と出会い、のめり込んでいく過程を追体験できるような展示や、実在する美大生やアーティストが実際に描いた作中に出てくる作品を直に見ることができ、まるで漫画の中の世界に入ったような感覚になる。八虎は自分に自信がなく周囲の目を必要以上に気にしてしまうが、その劣等感ゆえに努力を続けられる姿には勇気づけられるし、そんな八虎を美術の世界に目覚めさせるきっかけになった森先輩は小さな体の中に大きな意志というか不可侵の聖域みたいなものを感じさせる人で、本当にカッコいいと漫画のキャラながら憧れる。展示に行くにあたり改めて1巻から読み返して気づい…