北溟社 「現代短歌最前線 上・下」 感想の注意書きです。 yuifall.hatenablog.com 坂井修一⑤ 学問について、「それが何の役に立つのか」という問いを嫌悪する一方で、特に実学に関してはやはり何かの役には立たなくてはいけない、手段でなくてはいけない、とも思います。以前にも書いたのですが、学問そのものを目的とするという行為は、いわば学問を個人の知的好奇心を満たす手段にしているにすぎないと思うからです。それを超えて、社会全体の利益とする手段とするからには、やっぱり学問にはそれを裏打ちするイデオロギーが必要だと思う。 ただ、自分でもこれをどう考えればいいか分からないのですが、自分のイ…