封切り三日目。 席数107の【CINE1】の入りは二割ほど。 IT企業で警備員として働く『誠人(三浦獠太)』は、突然背負わされた亡き父の借金二千万円の支払いに窮していた。 そんな折、知人の『桝井』から「勤務先の機密データを持ち出せば100万円払う」との提案を受ける。 依頼に応えた『誠人』だが、盗み出したのが「超高精度AI株価予想プログラム」なのに気づき、新たな取り引きを持ち掛ける。 激昂した『桝井』は『誠人』の妹『由衣』を誘拐、データとの交換を迫る。妹を助けるため指定された場所へ向かうが、そこには『桝井』の死体が・・・・。 ここまでの流れで、不自然な点は幾つも。 借金が背負わされた経緯やら、そ…