「軽井沢町追分宿郷土館」の見学を終えてぶらぶら歩いていると、街道沿いに「夢の箱」なるものを見かけた。 「夢の箱」。軽井沢ロータリークラブが2015年に設置したようだ。下に "青空文庫のきまり" が書いてある。 鍵の無いガラス戸の中には、多種雑多な本が入っていて、誰でも自由に一冊ずつ借りることができる「夢の箱」。自分の蔵書にしたい場合は、自分の本を代わりに置いていく、という "青空文庫のきまり"。何とのどかな風景だろう。さすが、明治以降、多くの作家たちが執筆のために移り住んだだけのことはある。文学を愛し、日頃から本に親しむ精神が脈々と伝わっているのかもしれない。 最初に入ったのは? 左側に「堀辰…