「報復しても憎しみの連鎖が続いてしまうから武力行使は間違っている」 テロが起こるとよく聞く言葉だ。イスラエルとパレスチナの紛争を扱うニュースでも耳にする。 本当だろうか? 市街地を焼き払われ、原爆を連続投下され、市民を大量虐殺された日本人が真面目な顔で「憎しみの連鎖が」と言う。政治ではアメリカに追従し、文化でもアメリカを憧憬し、子供には英語を習わせ、原爆の日にはアメリカではなく日本政府を糾弾する。 そういう国の民が「憎悪の連鎖」と真顔で言うのだ。 中東の当事者達は苦笑いするだろう。 我々が彼らに見せている現実は「暴力による報復が憎悪の連鎖を生む」ではなく「敵も完膚なきまでに叩きのめせば良き下僕…