今回は熊本県球磨郡多良木町にある「多良木町埋蔵文化財等センター 黒の蔵」で、 2025年9月に多良木相良氏遺跡が国の史跡に指定されたのを記念して開催されている 企画展「国史跡 多良木相良氏遺跡展」を見学に訪れた。 多良木相良氏は、鎌倉時代から明治維新まで約700年にわたり、主に肥後国人吉・球磨地方を治めた相良氏の祖である。 多良木相良氏遺跡は、鎌倉時代前期に球磨郡に下向した西遷御家人、鎮西相良氏の菩提寺である青蓮寺と、居館もしくは川湊関連施設と推定される蓮花寺東之前遺跡からなる遺跡である。 球磨郡に入部した西遷御家人の地域支配や開発の様子を示すとともに、現存する寺社や仏像、豊富な文字史料等と発…