こういうことを偉そうに言える人間でもないのですが、「改革者」を気取った愚か者というのは、いつの時代にも、どこの世界にもいるものだと思います。当世の代表例は、毎日テレビのトップニュースになっている某国の大統領でしょう。彼の巨大な力の源泉は「大統領令」なる「行政命令」のようですが、パリ協定からの離脱や関税率の上乗せなどといった諸政策と、紙ストローの廃止やシャワーの水圧制限の撤廃など、ほとんど当人の「趣味」と思える話を同じレベルで「法令」にするのはいかがなものか。加えて、これらがすべて「政策」だとするならば、「やりっぱなし」でよいはずもなく、その「効果・効能」についての検証が欠かせないはずです。某国…