「たから(宝)」とは、「田(たんぼ)」の恵み、即ち米のことであり、古来、日本では米を宝とありがたみ、田を耕す民を大君は尊重して「おほみたから(大御宝)」を称して慈しみ下さった、とご皇室を敬慕いたします。 『ををんたからの 居も安く 靖国宮と 称ゑます』ホ序。あるいは、『華おつくして その明朝は おおんたからに 拝ましむかな』ホ27 とあるように、人民を「大御宝」と親しみ呼んで下さったのは事実ですが、ホツマ伝承では、「田を耕すから宝」と表現しているようには思えません。 「民」とは「田身」であり耕作民が「たみ」であるという解釈が人口に膾炙されていますが、ホツマでは、「キミ(君)」の慈しみを受けるす…