三好達治の詩の紹介です 一緒に味わって行きましょう 37歳の時の「大阿蘇」 と同じ阿蘇を舞台にした39歳の時の「草千里浜」です 三好達治をもって日本語の詩は完成したんじゃないかと個人的には思います 動画で詳しく語っています 動画中の伊勢物語の和歌です 月やあらぬ春や昔の春ならぬ わが身ひとつはもとの身にして 大阿蘇 雨の中に馬がたつてゐる一頭二頭仔馬をまじへた馬の群れが 雨の中にたつてゐる雨は蕭々と降つてゐる馬は草をたべてゐる尻尾も背中も鬣も ぐつしよりと濡れそぼつて彼らは草をたべてゐる草をたべてゐるあるものはまた草もたべずに きよとんとしてうなじを垂れてたつてゐる雨は降つてゐる 蕭々と降つて…