庶民の町、かつての芝居小屋の街・名古屋市大須にある、中京地方唯一の寄席。大須観音の隣にある。
1962(昭和37)年木造2階建で完成した。そしてその3年後から演芸場としてスタート。経営不振による、家賃の滞納で明け渡しや建物の競売など存亡の危機が幾度となくあり、その度にファンや篤志家の支援で今日に至っている。 (名物席亭・足立秀夫氏の著書『えー泣き笑いを一席 大須演芸場20年』(郷土出版)を参照)
また、故・古今亭志ん朝が晩年、毎年独演会を開いた場所としても知られる。
師走です。色々バタバタする前にノンビリ笑おうと名古屋の大須演芸場の寄席に行ってきました。 話芸は、話の面白さもありますが、語り口の面白さというのが大きいのだと思います。噺の面白さだけならテレビでもSNSでも様々なメディアで楽しむことができますが、語り口はリアルで聴いた方がわかりやすいです。実際に生で聴くのがいい。大須演芸場はそれほど大きくない会場で演者との距離が近いのがいいです。背景も提灯などあって風情があるのが気に入っています。名古屋まで行かなくちゃならないのですが、JRに乗ってお出かけ気分が高まるというのも気分がかわります。問題は電車賃と席料等でお金がかかることかな。でもたまの事ですし、今…
また関ケ原越えて行ってきた! 一朝師匠。 小柄で柔和な笑顔の風情のあるおじいさんで、ビジュアルがもうまんま「江戸のご隠居」。好きです・・・(告白) 江戸っ子特有のせわしなくてキレがいい掛け合いが始まると会場は一気に江戸の町に引き込まれるのだ。この世知辛い令和から天下泰平の江戸時代へ。いやあ、愉快愉快。 今回は「たがや」が特によかったな。風俗や所作のディテールがさりげなくテンポよくぬかりなく盛り込まれるのは、熟練の話芸といえましょう。 初めての大須演芸場。私はビル街のホールでの独演会に行くことが多いけど、こういうローカル商店街(名古屋は大都会だけどさ)にある演芸場っていいな。人とか生活に密着して…
名古屋人の大須案内 大須の街並み 現在、大須はB級グルメの町として有名であり、「矢場とん」本店もこの一角にあります。台湾ラーメン(名古屋めし)を始めた「味仙」もこの近くに店を出していて、味噌煮込みや手羽先を出す店もあります。本物かどうかは別に、安直に名古屋が楽しめる名所です。また、大須観音(寶生院)の門前町でもあります。 本町通が真ん中を南北に走り、東側約100mに万松寺、西側約100mに大須観音が位置しています。 では、大須をディープに見てみましょう。 萬松寺 - Wikipediaja.wikipedia.org 大須観音 - Wikipediaja.wikipedia.org 節分の豆ま…
昨日は名古屋の寄席に行ってきました。 大須演芸場。東海地方唯一の常設寄席です。一度閉館になり、再開されました。2015年一般社団法人の運営で、リニューアル会場し、毎月1日ー7日のみ寄席を開催しています。残りの日は貸席です。昔はいろいろ観に行ったものです。落語、スーパー一座のオペラや歌舞伎。オペラも歌舞伎もやる劇団があったのですよ。もう長い事言っていなかったのですが、先日大須に行った折に見かけて、まだ現役なのだねということで懐かしくなりでかけました。演者は、登龍亭幸福さんと、登龍亭福三さんの落語、旭堂鱗林さんの講談、酒井直人さんの漫談、暁あんこさんの足芸、それと前座さんの講談(ごめんなさい名前わ…
4月は「登龍亭一門」3周年記念の特別回 トークコーナーは撮影OKでした。名古屋の落語家全員集合! ここ数年、毎月楽しみにしている大須演芸場の定席寄席に、今月も行ってきました。 今月は、名古屋を拠点に活動する「登龍亭一門」亭号の改名3周年記念の興行。普段の出演者は、東京や大阪の芸人が多いです。今回は、名古屋芸人が主任のめずらしい回でした。 主任は登龍亭一門筆頭で、瀬戸在住の獅篭師匠。ネタは古典落語「ぞろぞろ」の改作で、瀬戸が舞台の「瀬戸線ぞろぞろ」。途中、名鉄瀬戸線の駅名をもじった駄洒落を、全駅分言っていく暴挙に(笑)。前座の幸吉くんも舞台にあがって駅名のめくりをしてました。これは落語なのか…と…
中部地区で唯一の寄席「大須演芸場」です。 案内によれば、現在は毎月1日~7日までの7日間のみ開演。 第一部が11時から、第二部が14時半からで、入れ替え制になっています。 東京には、一般社団法人「落語協会」があり、鈴本演芸場、末廣亭、池袋演芸場、国立演芸場と四つの寄席をもっています。 大阪には、公益社団法人「上方落語協会」があり、天満天神繁昌亭、喜楽館、島之内寄席と三つの寄席があるようです。 名古屋では大須演芸場のみで、その存続に苦労されているようです。 背の低い小さなドアから身をかがめて入る女性。 「Alice on Wednesday(水曜日のアリス)」という表示があります。 お菓子と雑貨…