Keywords:春の光,観世音菩薩普門品二十五,かたくりの葉の模様,太陽の高さ 本稿では,「法華経」の「四要品」の一つである「観世音菩薩普門品(かんぜおんぼさつふもんぼん)第二十五」の教えが以下の2番目の丘の向こうの窪地に咲く〈かたくり〉の葉に現れる文字のような模様の中に隠されているかどうか検討する。下記引用文の下線部分が推定された仏の教えの部分である。 そしてふらふら次の窪地にやって参りました。 その窪地はふくふくした苔(こけ)に覆はれ,所々やさしいかたくりの花が咲いてゐました。若い木だまにはそのうすむらさきの立派な花はふらふらうすぐろくひらめくだけではっきり見えませんでした。却(かへ)っ…