組織の幹部の不祥事は後を絶たない。元々そんなに傲慢だったわけではなかろうと思う。時間と共におかしくなる。登っていけばいくほどおかしくなる。そんな人が多いような気がする。なぜ狂ってくるのだろうか。下から疑問を呈されたり、突き上げられたりしても、開き直り、やれるものならやってみろという勢いで激高したりする。人間はかくも醜いものなのだ。 組織の上に行けばいくほど、失敗を認めなくなることが明らかになっている(ダートマス大学シドニー・フィンけるシュタイン教授)。例えば、こういうことだ。幹部は失敗を詭弁で補おうとしたり、自己弁護に走るのだ。場合によると、記憶まで書き換えてしまう。残念ながらそれは事実であり…