吾妻ひでおによるマンガ作品。
2005年3月、イーストプレスより刊行。自らのホームレス体験(仕事から逃げたかったため)とアル中体験を赤裸々に綴った内容を明るく描き、大反響を呼ぶ。2013年10月に、失踪日記終盤で描かれたアル中病棟編を中核に据えた続編「失踪日記2 アル中病棟」が刊行された。
失踪日記
失踪日記2 アル中病棟
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本記事では吾妻ひでおさんの『失踪日記』を紹介していきます。 失踪日記 解説と紹介 「夜を歩く」の感想 「街を歩く」の感想 「アル中病棟」の感想 失踪日記 作者:吾妻ひでお 出版社:イースト・プレス ページ数:199ページ 2005年3月1日発売 吾妻ひでおさんの『失踪日記』。 解説と紹介 『失踪日記』は私が何十回も読んだ漫画。 私は本作がきっかけで作者の吾妻ひでおさんのことを知ったぐらい。 そもそも本作をなぜ知ったかというと、 当時本作が話題になっていたから。 本作が発売されたのが2005年3月で、 私が持っている本の奥付を見たら2005年の7月の第9刷なので 早い段階で話題になって増刷されて…
私はあまり漫画を読みませんし、詳しくないですが、こちらの漫画が面白いと聞いたので読んでみました。 吾妻ひでおさんは、作品を生み出し続けるプレッシャーから突然失踪し、ホームレス生活を送った経験を持つ異色の漫画家だそうです。 また、重度のアルコール使用障害の当事者でもあり、その背景に気分障害が併存していたとされています。 さて、過酷なホームレス生活ですが、作品ではとても面白く表現されていてとにかく笑えるだけでなく、その生活ぶりが詳細に描かれていて興味深いです。 そして後半は、アルコール専門医療機関に入院し、アルコールリハビリテーションプログラム(ARP)を受けた経験が描かれています。 様々な患者さ…
失踪日記2 アル中病棟 Amazon Kindle 楽天Kobo 著者:吾妻 ひでお あらすじ 「病棟は、楽しいよ」⇐著者 吾妻先生 度を越した飲酒でアルコール依存症になってしまい、担ぎ込まれた通称『アル中病棟』。 入院してわかったお酒の怖さ。そこで出会ったひとくせもふたくせもある患者や医者たち。 ウソのようで本当の、驚くべきエピソードの数々。 緻密な描写。ギャグマンガ家ならではの客観的な視線で描かれた作品。 おすすめポイント ・困難なアルコール依存症の治療。有名漫画家さんの実話!アルコール依存症の病棟の中について勉強できる作品。 この作品には入院先の病院での人間関係やさまざまな出来事が詳細に…
失踪日記 Amazon Kindle 楽天Kobo 著者:吾妻 ひでお あらすじ 「全部 実話です(笑)」⇐著者 吾妻先生 突然の失踪から自殺未遂・路上生活・肉体労働──アル中病棟に至るまで。 著者自身が体験した波乱万丈の日々を、著者自身が綴った、今だから笑える赤裸々なノンフィクション。 受難の煉獄とも言える全編を覆う、強烈な生命力が軽妙ですら有る作品。 おすすめポイント ・実話だからこそのリアリティ、著者の苦悩とたくましさがよくわかる作品。失踪という主題、そしてノンフィクションということもあり、とにかく一ページあたりの内容が濃いです。実録漫画によくある、背景やモブがおざなりということもなく、…