群馬県のほぼ中央に位置し、日本百名山のひとつに数えられる赤城山。 郷土の名所旧跡や人物をうたい、県民に広く親しまれている「上毛かるた」にも 「裾野は長し赤城山」とあるように、山裾にはゆるやかな高原地帯が広がる。 その広大な山麓の西側に、2004年に開業したのが奥利根ワイナリー(昭和村)だ。 関越自動車道の昭和インターチェンジ(IC)から車で10分ほど。 標高約700メートルの高原に広がる面積約3ヘクタールのブドウ畑に囲まれて ワイン工場が建つ。 奥利根ワイナリーはここで、ブドウの栽培からワインの醸造までを一貫して手掛ける。 従業員7人、家族経営の小規模なワイナリーだ。 栽培するブドウはシャルド…