養親と養子縁組みをすると同時に、その実娘と婚姻する男子。また、妻の姓を名乗る夫をこう呼ぶこともある。 男性のいない家において、後継ぎを立てるために外から男性を迎え入れる。夫となる男性は、妻の姓を名乗り、妻の家の相続人の一人となる。
マンガ「サザエさん」に登場するマスオさんは、妻であるサザエの家に同居しているが、「フグ田」姓を名乗っているため、婿養子ではない。
婿養子―閻魔亭事件草紙 (幻冬舎時代小説文庫)
僕はムコ養子 (1) (講談社漫画文庫)
それに対して婿入り(婿)というのは、名前だけが奥さんのものに代わるとを言います。ただ婚姻届けの際に夫、妻の姓を選択するという項目があるので、それを変えるだけなんですが、現状90%ぐらいの人が夫の姓を名乗っています。 なので婿入り、結婚して夫の名前が変わったりすると、一瞬 ザワッとしてしまうことがあるんですね。これ自体がおかしいことかもしれませんが、夫婦別姓問題はまだ解決していませんので、今後の動き法改正次第ですね。夫婦別姓が当たり前になる時代も近いのかもしれません。
婿養子というのは、養子縁組をして奥さんの両親の養子になるということを原則意味しています。 手続き的には、婚姻届・養子縁組届の2つを提出します。養子になるという事ですので、奥さんのご両親の相続権などが発生します。ただ実親との関係が切れてしまうわけではありませんので、ご自身の親の相続権ももったままとなります。 この婿養子という制度自体は旧民法に存在し、民法改正とともに婿養子の規定は削除され廃止されています。 ただ今も上記のような手続きして残っています。ちなみに 家督制度を維持するために作られたためのものだったそうです。
この婿養子という言葉は、何度か聞いたこともあったのですが、正直ピンと来ていない言葉ではあります。婿養子と婿入りという言葉の違い、理解されているようでしょうか?結婚して奥さんの名字になるということについては同じですが、相続や扶養義務の点などを考えると大きく違います。 婿養子に行っちゃって、なんてゆってたのに蓋をあけてみると婿入りだったので相続権がなかったなんてことが無いように(そんなことはあり得ない?)、その仕組みの違いと手続きについて知っておきましょう。