私は二度大学を卒業していますが、一度目の大学受験では、二流大学に合格したのに、わざわざ偏差値の低い三流大学に進学しました。 「人を学歴で評価すべきではない。その人の真の知性、内面で評価するべきである」 そんな理念を元にした価値のある決断だと、当時は信じ切っていました。全くもって若気の至りで、この決断が私の人生を大きく狂わせることになります。三流大学に進学したのに、二流大学並みの就職や待遇を得たいのなら、通常の二流大学生以上に、能力と意思が高くなければいけません。自惚れていた私はそのくらいの能力と意思はある、特に意思は必ずある、と思い込んでいました。現実は、私にその能力と意思はなく、特に意思は完…