学歴社会

現代は競争社会と言われる。学問もスポーツも恋愛も競争の一部である。学校に通学し、授業の後、試験を受けさせられ、その結果と授業態度で通知表、つまり、生徒達の格付けが行われる。これらは当たり前の事だが、人をテストなどで評価するのは良くないという考え方も存在する。例えば、徒競走で順位をつけないなどの配慮も一部の学校で行われているようである。しかし、いくらそうした試みが行われても、現実社会である企業や、大学では序列が良い順にピラミッド上で存在し、大学に進学するまで、あるいは企業に就職するまでは政府の力により、子どもを競争から守る事はできるかもしれない。しかし実社会に出ると避けるのは難しい。そんな中、私…

40を過ぎた今でも、時々、人に紹介される時に「この人、東大出なんですよ」と言われることがある。 出身大学の話題にもなっていないのに、だ。 紹介者には悪気はないのだろうが、それでも当人からすればこれほど屈辱的な紹介もない。 私という人間の代名詞を語るのには、20年前まで遡らねばならない──そう宣言されているからだ。 過去にスポットを当てるほど、間の空白がくっきり浮かび上がる。 決してやる気がないわけではなかったが、私にとって、業務での成果や社会での出世という問題は、方程式よりもはるかに複雑で、それなりの結果を出すのは困難だった。 独力で解くことが当たり前の試験とは異なり、仕事は単独でできるものな…

１．はじめに 社員食堂でよく聞かれる、「子どもに「勉強することはそんなに大事なの？」と質問を受けて納得させるのが大変」とか、「高校生の子が、「高学歴になることがそんなに大切なの？」と聞かれて説明に困っている」など、子育て中の親御さんから相談されます。 人事部の私としては、人事部基準で話せますが、世間的にはどういう点を評価しているのか、最近仕事仲間になったAIに聞いてみました。 高学歴が採用試験などで評価されるのは、以下の点です。 新卒採用の条件？ ２．AIの回答（強調などしています。 →以下は、私のコメントです） 学歴が高いことは、おっしゃる通り「努力を日々継続できる」という側面を評価する一つ…

「現役合格」「学歴」「偏差値」―― 日本や韓国では、いまだに“学歴至上主義”の空気が根強く残っています。 でも、本当にそれって“正解”なんでしょうか？ --- ◆たった1年の遅れが「人生の汚点」みたいに扱われる不思議 浪人した 留年した 若くして出産して休学した そんな経験を「失敗」として重く受け止めすぎる社会。 でも、人生80年のうちのたった1年がそんなに致命的でしょうか？ たったの80分の1ですよ。 --- ◆大学は「勲章」をもらう場所じゃない 本来、大学って > 「〇〇大学に入りました！」ではなく 「〇〇大学で、こういうことを学びました！」 という場所のはず。 それがいつしか、“大学名”…

お題「高校生に戻ったらしたいこと」 学生の時って真面目に何かをするのを恥ずかしいって思っていませんでしたか？ 僕は思っていました 社会人になり、子供を育てるパパになり色々な人と関係を築いていくうちに過去を後悔してしまう自分がいます。 クラブ活動にしても勉強にしてもあの時本気で努力していたらどうなっていたのだろう ふとそんな事を思うときがあります 僕は今仕事でやりたい事があるんですが、その仕事は大学卒業した人しか出来ません・・・( ｀ー´)ノ やる気があれば何でもさせてもらえる、チャンスをもらえるってわけじゃない現代の学歴社会 過去に頑張っていなかった自分がいけないので仕方のないことですが・・・…

簡単さ「トラックドライバーなんて、運転免許さえ持っていれば誰でもなれる」なんて話が巷間でささやかれています。 これは半分本当で半分はウソです。 トラックドライバーは高度な専門技能を要する仕事ですから、そう簡単に誰でもなれるわけではありません。 とは言え、仕事の大半はトラックの運転です。車の運転がどうにも苦手で、普通運転免許を取ることさえままならない人はともかく、トラックドライバーという職業に就くハードルはとても低そうです。 1. 人手不足だから 多くの物流・運送会社の求人は「トラックドライバー求む！ 学歴・職歴・年齢不問」となっていることが多くなっています。それこそ、誰でもトラックドライバーに…

点が取れるとわかれば勉強する子どもたち 毎日忙しいお母さん、こんにちは！ 元塾経営者の猿子けいと申します。 「子どもが勉強しなくて困っている」という親御さんの声を、仕事柄よく聞きます。 「いったいどうすればうちの子どもは勉強するようになるのでしょうか…」とか。 このブログを読めば、勉強嫌いだと思っていた子がみるみる勉強するようになるからくりがわかります！ その１ 成功体験をさせてみよう 勉強だって練習でうまくなる 成功すると好きになる 成功体験を作り出す 点が取れれば勉強しだす さみしいけれど子離れを その２ これからが学歴社会の始まり 入試はゴールじゃない 日本は学歴社会ではない 旧態依然の…