先週会ったばかりの母から電話があった。ちょうどこちらからも、連絡しようとしていた。都合の良い、曜日だったからだ。あちらは雨がひどく降っているという。こちらも結構降っていると答えたが、まだそうでもなかったことが、後から分かる。その後、西から東へと雨雲が移動し、雨は先程よりも、はるかに激しく音を立てていた。 旅を終えて自宅に戻ってから、無事に帰ったとの連絡をしそびれていた。同居する小さな甥っ子がラインに気付くと都合が悪いので、タイミングを見計らっていたら、その機会を失った。 母に会ったのは、まだ旅の途中だった。その続きを記しておく。 大阪駅から少し離れた場所のホテルに滞在していた。最寄駅からも少し…