戦国期日本における最大級の戦艦。小型で500石、大型では2000石にも及ぶ積載量をもち、盾板(装甲用の硬く厚い板)で装甲し、甲板上には2層ないし4層の楼閣(矢倉)を備えていたといわれる。その巨大な積載量を生かして鉄炮や大筒(石火矢)などの大小の火器を搭載して、海戦や拠点攻略に絶大な威力を発揮した。 第一次木津川口合戦における安宅船 『信長公記』にみえる「あたけ舟」 第二次木津川口合戦と「勢州大船」 小早川氏の安宅船建造 海城への攻撃 海賊衆の安宅船 羽柴秀吉の安宅船 東国の安宅船 参考文献 第一次木津川口合戦における安宅船 天正四年(1576)七月、織田氏と毛利氏の警固衆による第一次木津川口合…