「夜の歌謡シリーズ 長崎ブルース」(1969)を見る。「長崎ブルース」は青江三奈の楽曲で、11枚目のシングル。1968年7月5日に発売され、青江三奈にとって「池袋の夜」に次ぐヒット曲となった。 「逢えば別れがこんなにつらい、逢わなきゃ夜がやるせない…」の青江三奈の大ヒットメロディーをバックに、夜の盛り場風俗を哀愁のメロドラマと熱いムードで綴る歌謡シリーズ…というのがうたい文句。 舞台は東京と長崎。七色のネオンが彩る盛り場の夜を結んで、男と女の様々な恋と愛欲の生態をなまなましく描く。いわゆるホスト稼業を描いた初期の映画の1本と言われる。 ・・・クラブ・エリートのナンバーワン・ホスト浜崎史郎(松方…