影十手活殺帖 (講談社文庫) 作者:宮本昌孝 講談社 Amazon 消えたほうがよい外道が、世の中にはいるものだ。 血煙因縁坂 女の旅には男が付きそうのが一般的な時代。いなければ道々、付き添いを探す。 三一(さんぴん)、武士の蔑称。 お父さん、腰抜けだなー。 代表的な駆け込み寺、鎌倉の東慶寺。徳川家康ゆかりの寺。駆け込み寺だからといって、駆け込んで離婚成立ではない。そこからお白洲で取り調べが始まり、夫から離縁場が届いて離婚成立。すぐ離婚じゃなくて、その女性の救済が第一で動く。 市助、寺役人。あったかい人柄と要望からついたあだ名は「焼芋」。 餅菓子屋倅、和三郎、イケメン。実は忍の末裔。 白波反魂…