子どものいない週末、掃除も洗濯も片付けもぼちぼち終わって、さあ何をしようと考えて借りてきた本を読むことにした。 借りた本を当日中に読むという贅沢。 借りた本の一つが「家族という呪い」。 仕事柄、必ず家族構成は気にしている。どんな人にも親がいる。 天涯孤独の人とて幼少期があり、関わった人が存在する。その人たちとはすっかり全く縁が切れている人もいれば「実はおばさんが面倒を見ていて」だったり、「血は繋がってないけど亡くなった夫の兄弟の妻がキーパーソン」みたいな女性もいる。 家族の誰かが加害者になった時、私はどういうふうに関わるのだろう。 どうしたら良いのだろう。それを何度となく考えていた。 子どもが…