先日購入した、大竹昭子随筆録『超二流の写真家』(カタリココ文庫)は、大竹昭子さんが書いたアラーキーの本。今僕は久しぶりに「荒木本」を読んでいる。 そして思う。やっぱりアラーキーは凄い、と。 悪くいう人も中にはいるけど、写真を見れば判るはず、ちゃんと見ればね。 派手なとこだけに目を奪われてはいけない。 どんな場合であっても、「まず写真ありき」だもの、アラーキーは。 エロであっても単純なエロでないのは、「まず写真ありき」を感じるから。男だってそんなに単純ではないのだ。 しかしそれも写真の歴史の中に程なく組み込まれていくのであって、変わって旬の若い人がすでに表通りを歩いているのだから、鑑賞する若い人…