シネマヴェーラ渋谷の《日本映画の現在》で、映画『サウダーヂ』(2011年、監督:富田克也)を鑑賞。いつも二本立上映だが、この企画では入れ替え制でやや割高感あり。しかもロビーには資料展示がなく普段とは違った雰囲気だった。以前よりこの映画の評判を聞いて見たいと思っていたが、監督の意向によりパッケージメディアの発売がない。見たいなら映画館で見るしかないという今どきレアな幻の映画。ついにタイミングが合って見ることができた。不況に苦しむ甲府市が舞台。シャッター通り、ゴーストタウン、土方、移民、HIPHOPを通して「地方都市のリアル」を赤裸々に描く群像劇。上映時間167分と長尺だったが長さを感じさせない。…