2日、横浜市歴史博物館で開かれている「文化財展」に出かけた。1月17日に「横浜のみほとけを語る」を聴いてから季節は進んだはずなのに、横浜の風は冷たく、博物館前の街路樹も寒々としていた。 何年ぶりだろう…久しぶりの横浜市歴史博物館だった。展示室に入り、修理が完成した「横浜のみほとけ」たちにお目にかかる。 やはり、仏様を実際に拝する機会は貴重だ。会場の「みほとけ」たちは、1月に見た展示パネル上の印象とはほとんど別の「みほとけ」として眼の前に在った。 向導寺の「みほとけ」の浅い輪郭線で表現されたような目鼻立ちは、仏像というよりシンプルで優しい線描画のように生き生きとしている。寶林寺の「みほとけ」は大…