自国の主体性がなく、米国の意向を重視する外交姿勢。「−主義」「−外交」 以前は日本の革新勢力が保守勢力を批判する場合に多く用いられたが、近年では保守勢力の中で自主独立派が一定の勢力を持ち、彼らが親米保守勢力を糾弾する際に多用されるようになった。 日本以外にも経済的・軍事的に米国に依存する国家では、このような外交的傾向が見られる。例:韓国、中南米、太平洋諸国
対米従属/アメリカ追従/従米
そもそも岸田首相は、国家運営や政策構想など政治家としての理念など持たず、ひたすら首相になりたいだけだ、と公言して憚らぬ人。安倍元首相の国葬に際しては「国として葬儀を執り行うことで・・・我が国は民主主義を断固として守り抜くことを示し」「安倍元総理が培われた外交的遺産をしっかりと受け継」ぐことを「国葬儀」の意義だと説明しました。 そして国葬についてその是非が世論を沸騰させる渦中、確たる法的根拠や法令がないまま、閣議決定で国葬儀を強行したのです。 この岸田首相の発言を分析すると、以下の二点が国葬の意義だということです。 ・元首相の国葬を執行することは、民主主義を守ること ・元総理の外交的遺産を受け継…
イランによるイスラエルへの報復攻撃に対してG7各国が攻撃を非難する声明を出しているが、その非難の度合いは国によって様々だ。アメリカはいざ知らずイギリスやドイツなどは一方的にイランのみを非難し、その二重基準はあからさまで悪意すら感じる。従来日本はイランと親密な関係にあったが、近年は日本の外交力が著しく劣化して対米追従のみとなり、せっかく築き上げて来た関係をダメにしつつある。日本はいい加減盲目的な対米追従をやめ、日本独自の外交を展開しないと本当に世界から『アメリカの犬』としか見られなくなってしまう。今回の報復攻撃に関して岸田君はイランを非難しつつもこれ以上のエスカレーションは避けるべきだという声明…
遅まきながら、『戦後史の正体(1945-2012)』(孫崎享著:創元社)を読了しました。 本書は、戦後日本の外交史を、「自主」路線と「対米追従」路線という観点から分析したものです。著者は、「自主」と「対米追従」の差は、次の点にあると述べられています。①つねに米国との関係を良好にすることをめざすか②少々米国との間に波風を立てても、日本の国益上守るべきものがあるときや、 米国の言いなりになると国益上マイナスになるときは、はっきりと主張するか そして、戦後の首相をこの観点から分類すると、「自主派」としては、石橋湛山、岸信介、佐藤栄作、田中角栄、福田赳夫、鳩山由紀夫などが、「対米追従派」としては、吉田…
【米国の思惑で日本が戦争させられる!】「防衛費増税」は「日本人の命」ともつながっている最悪のシナリオ~自民・維新と“米国戦争屋”防衛費増額=米国兵器購入の構図~ ■防衛費「どんぶり勘定」のヤバい現実…過去最高額を越えて「6兆円」の可能性も! そして、ミサイルの値段すら隠す防衛省 週刊現代 2022.09.01 https://gendai.media/articles/-/99288?page=1&imp=0 ~~~ ・防衛費が過去最大に! 防衛省は2023年度防衛費概算要求を省議決定した。 要求額は過去最大の5兆5947億円で、「防衛力を5年以内に抜本的に強化する」としているが、調達する兵器…
そしてその日の終着点、西洋美術館。 ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?――国立西洋美術館65年目の自問|現代美術家たちへの問いかけ|国立西洋美術館 (閲覧:2024年3月25日) 飯島由貴・遠藤麻衣らの抗議行動 西洋美術館で初めての「現代美術」の企画展ということで注目していた。しかも内覧会でいきなり出展作家たちによる抗議活動も行われた。 飯山由貴がイスラエルのパレスチナ侵攻とスポンサーの川崎重工に抗議。国立西洋美術館「ここは未来のアーティストたちが眠る部屋となりえてきたか?」記者内覧で|美術手帖 (閲覧:2024年3月25日) 西洋美術館のメインスポンサーである川崎重工の…
【「ワクチン接種で致死率上昇!」日本人が猛烈なスピードで命を落としている!】日本の死亡数激増過去100年で最大、22年の超過死亡11万3千人、前年から倍増~自民党政府がひた隠す「ワクチンと超過死亡の因果関係」~ ■22年の超過死亡、11万3千人 前年から倍増、コロナ影響か 共同通信 2023/04/05 https://nordot.app/1016285698785312768 ~~~ 死者数が例年の水準をどれだけ上回ったかを示す「超過死亡」が、2022年に最大約11万3千人に上ったとの推計を国立感染症研究所などが5日、明らかにした。 21年の最大約5万人から倍増し、新型コロナウイルスの流行…
【日本はアメリカの植民地?】日本政治を支配している米国!安倍政権はどこまで「米国の忠犬」だったか~アーミテージレポートで日本属国化を進めるジャパンハンドラー~ ■村上誠一郎衆院議員が語った自民党の劣化「岸田さんはいまだに安倍さんの言いなりだね」 週刊ポスト 2023.01.17 https://www.news-postseven.com/archives/20230117_1831916.html?DETAIL ~~~ 安倍晋三・元首相に関する「国賊」発言で処分された村上誠一郎・衆議院議員(70)。 かねてから自民党の“異端児”として歯に衣着せぬ物言いで注目を集めてきた彼が、発言の真相から岸…
www.youtube.com 越境3.0チャンネルの最新の動画は、世界の違法移民問題を取り上げている。この動画を見ると、今、欧米諸国の違法移民問題がいかに深刻な事態に立ち至っているかが分かる。 数年前、ドイツのメルケル首相が100万人を超える難民を受け入れる映像を見たことがあるが、ほぼ同時期にEU諸国に次々と中東、北アフリカから難民が押し寄せる映像も流れるようになった。その様子を大手メディアが報道したから、多くの人は覚えているだろう。 ところが時が経つにつれ、これが大変な事態を引き起こすことになった。難民を受け入れた国で、強盗、殺人、レイプ等、重犯罪が多発するようになったのだ。これだけでも大…
【経済も政治も劣化!戦争へと向かう敵と味方に二分類する危険な発想!】日本会議系に統一教会系…安倍新内閣はまるで“カルト内閣”~安倍政権の黒幕「日本会議」のナゾ~ ■物価高なのに「年金の減額通知が来た」 目線が高い政治 毎日新聞 2022年7月11日 https://mainichi.jp/premier/politics/articles/20220710/pol/00m/010/003000c ~~~ 今回の参院選では、物価高が大きな争点になりました。 生活への影響に政治がどこまで答えようとしているかが問われました。 選挙戦では岸田文雄首相(自民党総裁)や立憲民主党の泉健太代表をはじめ各党の…
今、日本の政治はほぼ壊滅状態と言ってよい。与党自民党の腐敗体質は極限に達しているし、野党はバラバラで政権交代の最大の機会を活かしきれないでいる。内政も外交も全てが小手先だけの議論に終始しがちで、何一つ根本的議論が見られない。 このまま行けば、近い将来、日本はアメリカと共に沈没するか、中国の属国になっている可能性だってあり得る。このまま行けば、日本は世界から忘れられる存在になりかねない。 そうならないために、対米追従でやってきた戦後政治の総決算をすべき大きな曲がり角に、今、日本は立たされているのではないだろうか。 振り返ってみると、サンフランシスコ講和条約で主権を回復したものの、同じ日に結ばされ…
【超重税国家!】自民党安倍派は統一教会だった!~維新も統一教会とズブズブ!自民がダメだから維新に入れるというのは愚の骨頂~ ■「自民党に投票するからこうなる」がトレンド入り…消費税、退職金、雇用保険に国民年金まで負担増の “超重税国家” に FLASH:2022.10.28 https://smart-flash.jp/sociopolitics/207274 ~~~ 《#自民党に投票するからこうなる》 ツイッター上で、こんなハッシュタグをつけた投稿が多数おこなわれ、10月に入ってから複数回トレンド入りしている。 「《#自民党に投票するからこうなる》は、10月27日にもトレンド入りしました。前…
日本の若者に自己肯定感が低い原因として、日本近代史における三つのトラウマについて述べてきました。前回のブログでは、「ペリーの来航と開国」、「太平洋戦争(大東亜戦争)の敗戦とGHGによる6年8カ月にわたる占領」について検討しました。 今回のブログでは、三つ目のトラウマである「バブルの崩壊と経済戦争の敗北」について検討したいと思います。 奇蹟の復興 アメリカから政治的な支配を受け続けた日本は、経済的な復興へと舵をきりました。官民一体となった日本国民の努力は凄まじく、敗戦から10年後の1955(昭和30)年には、経済の主要指標で戦前の最高水準を突破し、「もはや戦後ではない」というフレーズが巷を駆けめ…
戦後日本の政治を俯瞰すると、国際時代の荒波に翻弄されながらも、内政は護憲左翼と親米保守の闘争劇だったと言える。護憲左翼を代表する政党は、社会党と共産党であったが、野党第一党で多数の議席を占めた社会党は、今はもはや存在しない。社民党と改名して、現在辛うじて2議席を持つが、時代の変化に対応できず、早番消えていくことが予想される。 共産党もかつては衆議院で40議席を持つほど勢いのある時期もあったが、やはり時代の変化を読みきれず、年々、議席数を減らしている。 憲法9条を絶対に変えてはならないと主張する護憲左翼の勢力が、年を追うごとに衰退していくのには、やはりそれなりの理由がある。日本を取り巻く国際関係…
〇「超党派人間の安全保障外交の推進を考える議員有志の勉強会」で、国境なき医師団日本会長の中嶋優子先生から、昨年11月から12月にパレスチナ・ガザ地区のハンユニスにあるナセル病院での活動報告をいただきました。 聞いていて、あまりの惨状に聞くのも辛くなってしまいました。世界各地の紛争地域で医療支援に当たった百戦錬磨の中嶋先生でも、派遣を終えて心身に重いダメージを受けたと語っていました。「戦争のもたらす圧倒的な破壊の前に、人道援助はあまりにも無力」という言葉は、あまりにも重いものです。 攻撃を受けたアル・アウダ病院で亡くなったマフムード・アブ・ヌジャイラ医師は、病院の掲示板に「最後まで残った人は伝え…
それからの帝国 作者:佐藤 優 光文社 Amazon ”知の怪人”佐藤優さんの自伝的な小説なのですが、この本はモスクワ在勤時に邂逅した盟友とも言えるロシア人との交流にフォーカスしたモノとなっており、一時期行き違いがあったモノの、佐藤さん自身の逮捕拘留を経てなお続いた交流を綴られています。 片や、ご存じの通り、外交官としてソ連邦の崩壊を見届けた後、北方領土の返還交渉に尽力しながらも、小泉政権における対米追従の外交方針転換の結果、国策捜査の犠牲となって512日に渡る拘留を強いられるのに対し、盟友はラトビアの独立に尽力しながらも、独立した途端ロシア人ということで厄介払いされて、流れ流れて現在はプーチ…