対馬丸記念館は、沖縄県那覇市にあり、公益財団法人対馬丸記念会が運営している、対馬丸事件を顕彰するための施設。
2004年8月22日に開館した。
1950年10月、対馬丸事件による犠牲者の家族たちは遺族会の活動をスタートさせ、1997年、遺族会からの要請に基づいて行われた悪石島沖海底捜索の結果、12月12日船体が発見された。
遺族は引き揚げを要求したものの、政府は対馬丸船体引揚げ可能性調査検討専門家会議の結論を受けて、これを不可能とし、代替案として「記念館」の建設が持ち上がった。
その結果、2001年6月、「対馬丸記念館」が全額国庫補助で建設されることが決まり、運営を対馬丸遭難者遺族会から組織移行した財団法人対馬丸記念会が行うことになった。