解答例 第1 設問1(設問1において、民法は、法名略。) 1 Cは、Bに対して、AB間の継続的売買契約に基づく売買代金支払請求をしていると考えられる。 2 Aは、Bに対して、継続的に原材料を販売していた。Cは、Aから、CのAに対する貸金債権を被担保債権として、担保目的でAのBに対する売掛金債権を譲り受けた。そして、Cは、約定解除権に基づいてAの債権回収業務の委託契約を解除することで債権譲渡担保権を実行した[1]。 3 これに対して、Bは、Cの譲受債権については譲渡禁止特約が付されているところ、466条3項に基づきCに対する債務の履行を拒絶するとの意思表示及び反論をすることが考えられる。 (1)…