敬称を付けないと失礼に感じる一方、付けると妙に親しげでかえって失礼に感じてしまう。僕の場合はどちらでも失礼に感じてしまうのだ。どうすりゃいいんだ、という話である。 雲上の存在には付けない 文字どおり雲の上にいる人には付けない傾向があるだろう。アリストテレス、チンギス・カン、織田信長、夏目漱石、など。しかし偉い人には敬称のような雰囲気のある「称号」が付くことがある。アレキサンダー大王、カール大帝、聖徳太子、その他代々の王様には◯◯王と付くし、日本では天皇について◯◯天皇と呼ぶ。とはいえ、そういった例外があるにせよ、王皇族貴族でなければ敬称は付かないのが普通ではなかろうか。 だが亡くなったのがそれ…